【日本经典故事诵读】真剣勝負

真剣勝負

兵庫県の民話

むかしむかし、ある剣術の道場で、二人の侍が喧嘩になりました。

「さっきの勝負は、おれの勝ちだ!」

「いや、おれの勝ちだ。木刀だから分からないだろうが、もし本物の刀なら、いまごろお前は死んでいる」

「とんでもない。死んでいるのはそっちのほうだ。おれのほうが先に切ったはずだ」

「嘘を言うな。お前なんぞにおれが切れるものか」 

とうとう二人は、大げんかになりました。

「よし、それなら本物の刀で真剣勝負だ!」

「おう、望むところだ。きさまの体をぶった切ってやる!」 

道場にきていたほかの侍が、慌てて止めに入りました。

「まあ、まあ、二人とも気を静めて。もし道場で刀を抜くと破門されるぞ」 

破門というのは、道場を止めさせられることです。 

でも二人は、そんな言葉には耳を貸そうとしません。

「かまうもんか、こいつを切らんとおれの気がすまん。さあ抜け」

「ようし、覚悟はいいな」 二人は本物の刀を腰にさして、向き合いました。 

そこへ弟子の知らせを聞いて、道場の先生がかけつけてきました。

「二人とも、止めんか!」 先生が怒鳴っても、二人は止めようとしません。 そこで先生は、二人の間に入って言いました。

「よろしい、それほど真剣勝負がしたいのなら、特別に許してやる。決して止めはしないから、お互いに死ぬまで戦え。その変わりどっちが勝っても、勝ったほうをわたしがまっ二つに切ってやるから、その覚悟で勝負せい!」

 二人とも、この先生の言葉にビックリ。 先生は有名な剣術使いで、自分の相手になるような人ではありません。

 すっかりこわくなった二人は、へなへなと、その場に坐りこんでしまいました。

木刀:木刀,木剑。

本物:真东西,真货,小、真的。

真剣勝負:用真刀比赛;真正的比赛。

きさま:你;你小子。

止めに入る:停止,作罢。

気を静める:冷静。

破門:开除;逐出宗门。

耳を貸す:听取意见;听别人说话。

気がすまん:不舒心;不满意。

覚悟:精神准备;决心;觉悟;死心,认命。

向き合い:相对,相向,面对面。

剣術使い:使用剑术。

へなへな:柔软;软弱。

坐りこむ:坐进去,坐下不动。

真刀实剑

兵库县民间故事

从前,在教剑术的练功场,有两个武士发生了争吵。

“刚才的比试,是我赢了!”

“不,是我赢了!因为我们用的是木刀(比赛时使用的木头做的刀),所以看不出输赢,如果是真刀的话,你现在已经死了!”

“别瞎说了,死了的是你!是我先砍中你的!”

“你撒谎,就凭你能砍中我?”

两个人越吵越厉害。

“好吧,要不我们用真刀来一次真正的比赛吧!”

“噢,这正是我希望的。看我怎么砍你!”

在练功场的其他武士慌忙阻拦。

“好了,好了,你们两个都静下心来。如果在练功场拔刀的话,会被开除的。”

开除就是逐出道场。

但是两个人都听不进去。

“开除有什么,杀不了他我才心里不舒畅呢。拔刀吧!”

“好啊,准备好了吧?”

两个人都把刀插到腰间,面对面对峙着准备交锋。

这时,练功场的师傅听到弟子的通知跑了过来,呵斥道:

“你们两个还不住手!”

可两个人都不想住手。

于是师傅来到两人中间说道:“好吧,你们这么想真刀实剑的比试,这次破格允许你们。我绝对不会阻拦,你们拼个你死我活吧!不过不管谁赢了,我都会把赢的那个人劈成两半,想明白了的话,就比试吧!”

两个人听了师傅的话,都愣住了。

师傅是有名的剑术高手,自己哪里是对手啊。

两个人都非常害怕,软软地瘫坐到了地上。

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