【美日清聴<成長>】金持ちと泣き女
金持ちと泣き女
金持ちが、2人の娘を持っていました。
その1人が死んだので、金持ちは葬式の時に、泣く役目をする泣き女を雇いました。
もう1人の娘は、それを見て母親に言いました。
「わたしたちは、情けない女ですね。なんの関係もないあの女たちは、ひどく悲しそうに泣けるのに、身内に死なれたわたしたちは、あんなに上手に泣けないですもの」
すると母親は、答えました。
「あの女たちがいくら悲しそうに泣いても、感心することはありませんよ。あの人たちが泣くのは、お金儲けのためなんだから」
お金が欲しいばかりに、他人の不幸も平気で金儲けの種にする人がいます。
葬式(そうしき):葬礼。
役目(やくめ):任务,职责,作用。
泣(な)き女(おんな):(葬礼时雇的)号丧的女人。
雇(やと)う:雇佣。
情(なさ)けない:无情的,悲惨的。
身内(みうち):自家人。
感心(かんしん):佩服。
金儲(かねもう)け:赚钱。
種(たね):种子,根源。
富人与哭丧女
富人有两个女儿。
其中一个死了,所以富人在葬礼的时候,请来哭丧女为女儿哭丧。
另一个女儿见状对母亲说:
“我们真是无情的女人啊!亲属死了,我们却不怎么会哭,而她们这些没有任何关系的女人们却能哭得悲痛欲绝。”
母亲回答说:
“她们再怎么悲痛似的痛哭,你也不用佩服。她们哭是为了赚钱。”
有的人就因为想要钱,甚至把别人的不幸毫无介意地做为赚钱的手段。
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