日语词汇大发现 | 風呂敷(包袱皮)
有这样一些日本的特色词汇,看似含义简单,或是场所、物品名称,或是节日、自然现象,但其背后却暗含着丰富的日本文化,以及日本人独特的思维方式。理解这些词,不仅有助于我们走近日本,或许也可以让我们读懂日本人的内心。
本刊原日本专家福井百合子女士以随笔的形式,向我们讲述了这些特色词汇的含义,宛若开启了一次发现之旅。那么,就让我们跟随她一起去探索其中的奥妙吧。
日本では中国に遅れること十数年、2000年にようやくレジ袋が有料化された。それ以降、レジ袋の辞退率が7~8割にまで増え、「エコバック」といわれる折り畳んで持ち運べるナイロン製のバックが必需品となっている。そんななかで現在、元祖エコバックともいえる日本伝統の「風呂敷(ふろしき)」も、注目を集めている。
2000年,日本终于开始执行购物袋收费制度,这比中国晚了十几年。此后,民众谢绝使用购物袋的比率升至7~8成。被称为“环保袋”,可折叠携带的尼龙袋成为生活必需品。在这一背景下,如今,堪称环保袋鼻祖的日本传统的“风吕敷(包袱皮)”也受到关注。
風呂敷は物を包んで持ち運ぶための一枚の四角い布であり、さまざまな形態のものを包んで持ち運びやすくするためのものだ。お土産のお菓子の箱を包んだり、ワインの瓶を包んだり、うまく結んでショルダーバックのようにしたり、ある風呂敷通販サイトでは30種類近くの使い方が紹介されているほどで、工夫次第で様々な用途に使え、おしゃれで便利、かつエコな素晴らしい道具といえる。しかし、しょせんは一枚の布なので、不器用な人間にはうまく使いこなせない。そのため、いいなあと思いつつも、私もいまだ手を出せないでいる。
包袱皮是一块用来包裹搬运物品的四方布,能够包裹各种形态的物品,且便于搬运。比如可以用来包裹糕点礼盒,包裹葡萄酒瓶,打上一个漂亮结实的结还可以当挎包。有家销售包袱皮的网站,介绍了近30种包袱皮的使用方法,根据不同创意可以发挥各种用途,算是一个既时尚又方便,还环保的宝藏用品。然而,终归是一块布,笨手笨脚的人很难用好。因此,我虽然心里觉得不错,却到现在也没有出手。
風呂敷の語源は諸説あるが、風呂に行くときに使われる布だからという説が有力だ。入浴の際、他人のものと間違えないよう脱いだ服を包むためのもの、あるいはこの布で足を拭いたり、この上で身づくろいをしたりなどの用途があったようだ。
关于包袱皮(风吕敷)的词源众说纷纭,最权威的说法是去澡堂(风吕)时使用的布。泡澡时,为了避免自己的物品和他人混淆,就用包袱皮包裹脱下来的衣物,或用其擦脚,也可以铺在身下换衣服整理妆容等。
サイズもさまざまで、大きなものになると布団を包めるくらいのものもあるが、これを大風呂敷(おおぶろしき)という。「大風呂敷を広げる」という言葉があって、これは実現するはずのないほら(=嘘)を吹いたり、大げさなことを言ったり計画したりすることを意味している。
包袱皮有很多种尺寸,大的甚至可以用来包被褥,称作“大风吕敷”。有一个词叫“展开大风吕敷”,意思就是吹一些很离谱的牛皮(谎言),说大话或是做一些夸张的计划等。
また日本には、泥棒というと、「手ぬぐいでほっかむり注をし、唐草紋様(からくさもんよう)の風呂敷を担いでいる」という定番イメージがある。唐草紋様は蔦植物の葉や蔓を紋様化したもので、その起源はメソポタミアやエジプトとされ、シルクロードを経由してはるばる日本に伝わったものだ。なぜこの歴史ある唐草紋様の風呂敷が、泥棒のイメージと結びついたのか? それは、深緑の地色に白い唐草紋様をプリントした風呂敷が、明治から昭和にかけて大量生産されたため、どの家にも必ずあると言ってよいものとなり、泥棒が盗品を入れて担いで持ち去るために、手近にあるその風呂敷を使ったからだそうだ。
在日本,一提到小偷,总是有一种固定印象:“用手巾包住头和双颊(注),肩上扛着一个有唐草花纹的包袱皮。”唐草花纹是以藤蔓植物的叶或蔓作花纹,其起源是美索不达米亚或埃及,经由丝绸之路千里迢迢传到日本。为何历史悠久的唐草花纹包袱皮会和小偷形象联系到一起呢?据说是因为,从明治到昭和,生产了大批在深绿底色上印有白色唐草花纹的包袱皮,可以说家家户户必备,所以小偷入户偷盗后,为了装赃物背着带走,就顺手使用了百姓家的包袱皮。
注释
注:ほっかむりとは、頬被りと書き、手ぬぐいで頭を覆って顎で結ぶ被り方のこと。それが転じて「自分の都合の悪いことについて、知っているのに、知らないふりをする」という意味もある。
「ほっかむり」汉字写作颊被,即用手巾罩住头部,在下颌处打一个结的包裹方式。转而也表示“对自己不利的事就蒙混过去”。
翻译、编辑:钱海澎
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