日语词汇大发现┃丼(大碗盖饭)
有这样一些日本的特色词汇,看似含义简单,或是场所、物品名称,或是节日、自然现象,但其背后却暗含着丰富的日本文化,以及日本人独特的思维方式。理解这些词,不仅有助于我们走近日本,或许也可以让我们读懂日本人的内心。 本刊原日本专家福井百合子女士以随笔的形式,向我们讲述了这些特色词汇的含义,宛若开启了一次发现之旅。那么,就让我们跟随她一起去探索其中的奥妙吧。
中国の人が和食と聞いてすぐ連想するのは、まず寿司だろう。私は、あまり日本のことを知らない中国人に、「日本人は毎日寿司を食べているのか」と聞かれたこともある。もちろんそんなわけはなく、寿司はほとんどの日本人にとって、しょっちゅうは食べられない「贅沢なご馳走」に分類される。外国で食べ慣れない料理を食べ続け、今食べたい料理は何かと聞かれた時、日本人なら「親子丼 注1 とか、カツ丼 注2 とかいいなあ、いや、天丼 注3 も捨て難い」などと言う人も多いと思う。
中国人一提到日餐,可能首先会联想到寿司。也曾有不太了解日本的中国人问我:“日本人每天都吃寿司吗?”当然并非如此,寿司对大多数日本人而言,属于难得享用的“奢侈美食”。如果问日本人,在国外吃久了不习惯的料理后最想吃什么,我觉得会有很多日本人回答:“ 亲子丼 或猪排丼,哎呀,炸虾丼也想吃。”
この「丼(どん、どんぶり)」とは、辞書には「茶碗より厚く深い陶製の鉢、どんぶり鉢のこと、あるいはどんぶり鉢に入れた料理のこと」と書かれている。こうした丼物(どんぶりもの)の料理は、ご飯とおかずを一つのどんぶり鉢に盛ったものであり、もともとは「ぶっかけ飯(めし)」という、ご飯に味噌汁をかけて食べる庶民の食事に端を発している。そのため、丼物はご飯とおかずがいっぺんに食べられる、便利で庶民的な料理の代表ともいえ、これは中国のぶっかけ飯である“盖飯”が安食堂の定番メニューであることからも容易に理解できるだろう。
“丼”,在辞典中的解释是:“比普通饭碗厚且深的陶瓷盆,大海碗,或者指装在大海碗中的料理。”这种大碗料理,是将饭菜装在同一个海碗中,始于“盖饭”,也就是一种将酱汤浇在米饭上食用的家常餐。因此,能同时吃到饭和菜的大碗盖饭,可以说是日本具有代表性的便捷家常料理。这就好比中式盖饭也是中国平价餐馆里的固定食谱一样。
さて、この丼という漢字は、現在の中国語では使われることがないため、私はてっきり日本の国字(日本でつくられた漢字 注4 )だと思っていたが、そうではないらしい。『説文解字』にも載っているれっきとした漢字であり、「井」の異体字であるそうだ。井戸の中に小石を落とすとドンブリと音がすることからドンブリと読むようになったと言われている。
说到“丼”这个字,因为在现代汉语中不使用,所以我曾确信它是和制汉字(日本自造的汉字),但事实并非如此,它其实是“井”的异体字,是在《说文解字》中也有明确记载的中国汉字。一般认为,“丼”字从字形看就像投石入井,会发出“咚”的声响,由此形成了其日文发音。
ちなみに、「どんぶり勘定 注5 」という言葉があって、それは「計算がとてもおおざっぱ」という意味だが、この「どんぶり」は丼のことではなく、かつて職人などが腹掛けの前につけていた大きな袋のことで、ここから無造作に金を出し入れすることから「どんぶり勘定」という言葉が生まれたそうである。
顺便介绍一下“钱袋账目(糊涂账)”这个词,意思为“算账的时候非常粗心”,这里的「どんぶり」不是大碗的意思,而是从前手艺人围裙前的大口袋,由于平时从大口袋里随手掏钱装钱,于是就衍生出了“钱袋账目”一词。
注释及例句:
[注1]
親子丼とは、鶏肉を卵でとじ、ご飯にのせて丼で供する食べ物のことで、卵と鶏肉が「親子」であることから、親子丼と呼ばれる
亲子丼,指的是用蛋液包裹鸡肉,铺在米饭上的大碗食物。因为鸡蛋和鸡肉是“亲子”关系,所以叫做亲子丼。
[注2]
「カツ」とは衣をつけて揚げた豚肉(トンカツ)のことで、カツ丼にはさまざまなバリエーションがあるが、最も一般的なのは、甘辛く煮たトンカツを卵でとじたもの
“炸肉排”,即裹上面衣炸至而成的猪排。猪排丼有各种花样,最常见的是用蛋液包裹煮成甜辣口味的猪排。
[注3]
天ぷらを丼に入れたご飯の上にのせ、その上からたれをかけて食べるもの
天丼,是将天妇罗盛装在大碗米饭上,再浇汁食用的食物。
[注4]
国字の例として、峠、畠、畑、辻、働などが挙げられる
所谓国字,比如“峠、畠、畑、辻、働”等。
[注5]
例文「彼はいつもどんぶり勘定なので、しょっちゅうお金が足りなくなる」
例句:他总是算糊涂帐,所以经常亏钱。
翻译、编辑:钱海澎
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