【イソップ物語】 羊飼と狼の子
羊飼と狼の子
羊飼いが狼の子を見つけて、大事に育てました。
「こうしておけば、こいつらが大きくなった時に、おれの羊の番をしてくれるだろう。いやそれだけでなく、よその羊も攫ってきてくれるだろう」
と、考えたからです。
ところが、この子狼たちは大きくなると、隙を見て、真っ先に羊飼いの羊たちに襲いかかりました。
羊飼いは、さんざんに食い荒らされた羊たちを見て、呻き声をあげました。
「なんていうことだ。子供だからといって、狼を助けたとは。なんと馬鹿なことをしたものだ」
悪い人を助けるのは、実は、その人たちが真っ先にわたしたちを苛めることが出来るように、せっせと力をつけてやるのと同じことです。
よそ:别处。
攫(さら)う:抢走。
隙(すき):可乘之机。
真(ま)っ先(さき):最先。
食(く)い荒(あ)らす:吃得乱七八糟。
呻(うめ)き声(ごえ):呻吟声。
せっせと:拼命地,不挺地。
力をつける:帮助。
牧羊人
牧羊人捡到一只狼崽儿,小心翼翼的养起来。
因为他想:这样,等它长大了,就可以为我看着羊群了。不光这样,它还能帮我抢其他的羊。
但是,这只狼崽儿长大后伺机首先袭击了牧羊人的羊。
牧羊人看着被吃的一片狼藉的羊哀叹道:
“我究竟是怎么了啊?即使救的是小崽儿,那它也是狼啊。我做了多么蠢的事儿啊。”
帮助坏人,其实就等于一个劲儿地帮助他们,让他们能很快地来欺负我们。
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